結婚披露宴スピーチで亭主関白を覆す

結婚式披露宴での主賓挨拶で、上司として新郎・新婦への
はなむけの言葉を贈る場合の文例を集めてみました。

先にも書いたように、以前は新郎を立てる新婦であってほしいという
願いの言葉を挨拶に盛り込んでいることが多くありました。
家庭が安らぎの場であるように、
新郎が仕事に精一杯打ち込めるような家庭を作ってほしいという
内容の挨拶です。

しかし、昨今の風潮では共稼ぎが多く、
女性の立場もよく理解してという内容の挨拶が増えています。

このような挨拶の文例をはいかがでしょうか。

「関白宣言という歌が大ヒットしたことがありました。
 お二人のご両親もそういう世代の方でしょうが、
 私は亭主関白をそのまま新婦に実行してほしいとは思いません。
 夫婦思いやりながら、すてきな家庭を作ってください。」

「ボーボワール女史の言葉に“男は女にすべてを与えよと求める。
 女がすべてをささげ、生涯をあげて献身すると、
 男はその重荷に苦しむ”とあります。
 自然体でお互いを思いやりながら、楽しい結婚生活を送ってください」

また、夫婦間のささいな言葉から感情の行き違いが起こり
大きな問題になることもありますね。

そんなことがないようにと婉曲的に言うときには
このような文例が使われます。

「“親しき仲にも礼儀あり”という言葉は夫婦間の間においても
 忘れてはいけません。
 “ありがとう”“ごめんなさい”この言葉をかけ合ってください。」

さあ、あなたもこのような結婚披露宴文例を利用しながら、
すてきな主賓挨拶文をさがしてみましょう!

披露宴挨拶での名言の使い方

結婚披露宴の挨拶で使える名言、格言を集めてみました。
挨拶の入りの一言に困ったときや言葉のつなぎに困ったときに
使ってみてはいかがでしょうか。

新郎・新婦がいつまでも仲良くあってほしいと願うときは、

「ことわざ辞典をひくと“女房とたたみは新しいほどいい”などと
 けしからん言葉が載っていますが、
 “女房と味噌は古いほうがいい”とあります。
 私は、“古さ”のほうに賛成です。」
などの文例につなげるといいですね。

また、夫唱婦随でお互いをいたわり支えあうことを願うときは、

「中国の古い書物に、“家貧しければ良妻を思う”とあります。
 新郎・新婦もまだ若く、お給料のほうもさほど多くは
 ないでしょうが、お金では幸せは買えません。
 かえって、あれこれと二人で家計をやりくりするところに
 夫婦のふれあいも生まれます。」

「“親しき仲にも礼儀あり”という言葉がございますが、
 夫婦の間にでも忘れてはいけないことでございます。」
などの文例を用いて紹介すればよいでしょう。

いずれの場合も結婚披露宴で主賓として来客者を代表して
挨拶をするのですから、
友人代表の挨拶で大いに盛り上げるように配慮しましょう。

あまりくだけすぎず、
ご両家の両親も安心して聞ける挨拶がいいですね。

新郎・新婦の結婚を心から祝う気持ちで、心を込めて
来客者が集中して聞けるようにめりはりをつけましょうね。

主賓挨拶で新婦の美しさをほめる

ここでは結婚披露宴での主賓挨拶、
特に新婦の上司が主賓挨拶をする場合について書いています。

新婦といえば、やはり結婚式、披露宴の両方で一番の華といえますね。

新郎の上司として挨拶する場合は、
人柄や仕事ぶりを中心に話をしますが、
新婦の上司として挨拶する場合はそれらに加えて
美しさをほめながら話を進めていきます。

「○○さん、本日はおめでとうございます。
 とてもきれいな花嫁さんですよ。」
と語り口調で挨拶をしてもいいですし、
「三国一の花嫁と申しますが、
 まさに○○さんはその言葉にぴったりです」
のように挨拶をしてもいいですね。

このような結婚披露宴の挨拶文例はいかがでしょうか。

「○○さん、結婚おめでとう。とてもきれいな花嫁さんですよ。
 新郎はじめご親族の皆様、本日は本当におめでとうございます。
 また、お招きいただきましてありがとうございました。
 私は、新婦とは同じ課に属しております。
 社を代表して一言挨拶させていただきます。

 新婦が入社されてから今日までの三年間、
 私の課にとって新婦はオアシスに咲く一輪の花のような存在で
 あります。また、新婦は仕事もてきぱきとこなし、
 同僚や後輩にも優しく接して厚く信頼されている、
 明朗ですばらしい女性であります。新郎は本当に幸せ者です。

 これからも仕事場で、また家庭でもオアシスであり、
 明るく咲く花であってください。」
こんな文例をアレンジしてご自分なりの主賓挨拶を考えてみましょう。

結婚披露宴主賓挨拶〜新郎上司編

結婚披露宴での主賓挨拶、特に新郎の上司が主賓挨拶をする
場合について書いています。

新郎が直属の部下の場合は、
新郎の人柄、仕事ぶり、仕事に絡めながら家庭を守ることを
先輩として教えるなどの内容が盛り込まれているといいですね。

今はあまり流行りませんが、新婦が寿退社をされる場合は、
こんな文例はいかがでしょうか?

「本日はご結婚おめでとうございます。
 新郎の○○君はわが社に入社して5年になります。
 3年前から営業部に配属になり、私の部で勤務しております。

 新入社員の頃から挨拶もさわやかで、文を書かせてもよし、
 話させてもよしの優れた人物でありましたが、
 日ごとにたくましさを増し、才能を伸ばしてこられました。
 いまや、わが社のホープとして、
 具体的な例として名を挙げるような存在でございます。

 ご存知のように、ビジネスマンにとって、
 神経の休まるときがございません。
 ただひとつの安らぎの場は、やはり家庭でしょう。
 男が精一杯仕事に打ち込めるのも、しっかりとした家庭が
 あってこそでございます。

 良妻を得られた今、新郎は一回りもふた回りも成長されることと
 存じます。
 円満なご家庭と充実したビジネス、この二つを手中におさめ、
 ますます大きくはばたいてください。
 明るい家庭には幸せも集まってまいります。
 どうぞご円満な新生活を営まれますように。」

このような文例でまとめて、アレンジしてみてはいかがでしょうか。

今後もいろいろな文例を紹介していきますね。

主賓挨拶で構文を練る

今回は結婚式披露宴での主賓、来賓としての挨拶について
ポイントを文例をあげながらアドバイスしていきます。

挨拶文の構成は前回述べたように
どの挨拶の場合もほとんど同じです。

主賓の挨拶の場合、媒酌人の挨拶ほど長くする必要はなく、
友人代表の挨拶ほど笑いをとる挨拶でなくてもよいので、
適度な品格をもって、心のこもった挨拶にしましょう。

挨拶の始まりの言葉、
「○○君、○○さん、本日はご結婚おめでとうございます。」
に添えて、
「本日は雲ひとつない澄み渡った青空が広がっておりますが、
 お二人のまぶしさも引けを取りませんね。」

また、
「こうしてお二人がそろってお並びになられると、
 まことにお似合いこのうえもなく、
 結ばれるべくして結ばれたお二人という思いでございます。」
のように続けると粋な感じですね。

本文も媒酌人挨拶の文例と同じように、
新郎新婦のエピソードを交えながら話しましょう。

話が浮かばないときは
「ご媒酌人からのご紹介にもございましたが…」
というフレーズが役に立ちますね。

また、名言も文をつなぐのに役立ちます。
「結婚は二人三脚と申しますとおり、
 夫婦がともに歩むことに大きな喜びが生まれるものでございます。」
「結婚のことをたとえて鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)と申します。
 鴛鴦とはおしどりのこと、つまり、仲のよいご夫婦を
 おしどりにたとえて、契りを結ぶというわけでございます。」
のように使いながら、
「二人もいつまでも仲むつまじく…」
と文をつなげていきましょう。

当日だけの依頼媒酌人の挨拶

結婚式、披露宴での媒酌人は新郎・新婦をよく知っている人とは限りません。

新郎・新婦に媒酌人を頼める上司がいない場合もありますね。
媒酌人は夫婦で務めるのが通常の形式になっていますので、
新郎・新婦の仲人役が夫婦で出席できない場合もあるのです。

そんなときは両家、主に新郎の両親の知人や縁故者に
媒酌人を頼む場合が多いのです。

このようなかたちで結婚式披露宴での媒酌人の挨拶を依頼された場合は、
前出の文の組み立てに付け加えて、
新郎・新婦の仲を取り持った人物の紹介をします。

このような場合の結婚披露宴の媒酌人挨拶の文例をあげてみます。

媒酌人としてご挨拶を申し上げる前に、一言申し述べさせていただきます。
本日、私ども夫婦は媒酌人の役をうけたまる栄を浴しましたが、
実際に今日までの新郎・新婦のご縁をおまとめになられましたのは、
N様ご夫妻でいらっしゃいます。
どうぞ、N様ご夫妻ご起立ください。
ご紹介申し上げます。
  (実際の仲人役の簡単な紹介をする)
さて、引き続きまして、本日めでたく華燭の典をあげることになりました、
新郎・新婦のご紹介を申し上げます。
  (新郎・新婦を紹介する)
本日の門出に際しまして、幸多かれと祈りますとともに、
ご列席の皆様方には温かいご指導をたまわりますようお願い申し上げて、
簡単でございますが私どものご挨拶にかえさせていただきます。

このような文例に肉付きをするといいですね。

結婚披露宴媒酌人挨拶 ほのぼの編

もっとフレンドリーな温かい雰囲気の結婚披露宴で
媒酌人の挨拶をする場合は、
あまりかしこまった挨拶をすると、
かえって場の雰囲気がかたくなりますね。

このような場合は、媒酌人の挨拶も少し肩の力を抜いていいでしょう。

簡単な言い回しで、みんなが日常的に社会生活のなかで使うような言葉で
挨拶するといいですね。

ですがあくまでも媒酌人ですから、
タメ語や親しい人との話言葉を使うのは挨拶としては砕けすぎです。

次のような文例をあげてみました。

本日は、皆様ご多忙中のところ、A家、B家、ご両家の結婚披露宴にご出席
いただきまして、まことにありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
さて、新郎・新婦は先ほどチャペルにおきまして、結婚の契りを交わし、
夫婦となりましたので、ここに謹んでご報告申し上げます。
新婚ほやほやのまことにホットなお二人のお人柄をご紹介させて
いただきます。
   (ここで新郎・新婦の紹介をする)
このように、お二人はまことにお似合いのカップルでございます。
きっと、末永くご円満な新しい家庭を築いていかれるにちがいありません。
今後とも、どうかご出席の皆様方の温かいお心と励ましをいただきますよう、
媒酌人として心からお願い申し上げます。

結婚披露宴に集まっている人々も、
媒酌人の優しい、ホットな雰囲気の挨拶に心温まることでしょう。

お堅い雰囲気での媒酌人挨拶

文の構成についてはもうわかりましたね。

それではここで文例をあげながら
媒酌人の結婚披露宴での挨拶を紹介していきます。

媒酌人、新郎・新婦ともに高学歴で固い感じの結婚披露宴も
時にはありますね。
こんなときは平易で簡単な言葉を使うよりも、
かしこまった気品高い表現を使うほうが、両家の両親にも好印象のようです。

季語や名言なども盛り込みながらの結婚披露宴での媒酌人の挨拶文例を
あげてみました。

(文例)
春風薫るこのよき日に、めでたくご婚儀の媒酌を務めさせていただきます
ことは、私ども夫婦にとりまして身にあまる光栄と存じます。
ご両家は、まことに相ふさわしいご縁組みでございまして、
新郎・新婦ともに、まことにお似合いのカップルでございます。
お二人とも高い教養を積まれ、お人柄もご円満で、
前途有望な新しいご夫妻でございます。
簡単ではございますが、ここでお二人の紹介をさせていただきます。
  (ここで新郎・新婦の紹介が入ります)
このように、まことに恵まれた環境ですくすくとご成長になった
お二人でございますが、社会的には経験はまだ浅く、
ご臨席の皆様方のご指導をあおぎつつ、一歩一歩、新しい家庭を
築いていかなければなりません。
なにとぞ末永くご指導、ご教示をたまわりますようお願い申し上げます。

結婚披露宴の雰囲気によってはこのくらいかしこまった挨拶を
したほうが引き締まりますね。

続・結婚披露宴での媒酌人挨拶

前回に引き続き、媒酌人の結婚披露宴挨拶について、
文例をあげながら説明していきます。

(4)『結婚にいたった簡単な経過』は、
 「さて、恒例によりまして、新郎・新婦のご紹介をさせていただきます。」
 「ここで、簡単ではございますが、新しい夫婦になられました
  お二人につきまして、簡単にご紹介申し上げます。」
 などの前置きをして紹介していきます。

 学歴や趣味などあまり言ってほしくない部分もあるようですので、
 新郎・新婦の意見を盛り込んでおきましょうね。

 また、ほめたたえる言葉を言いましょう。

 ちょっと辛口な発言や媒酌人として好ましくない表現は避けて、
 ウィットにとんだ挨拶は友人代表の挨拶に任せておきます。

(5)『出席者へのお礼とねぎらいの言葉、
     また、二人の将来に対するお願い』については、
 「どうか、御臨席の皆様方の暖かい励ましをいただきますよう、
  媒酌人として心からお願い申し上げてご挨拶といたします。」
 「このように、まことにお似合いですばらしいお二人で
  いらっしゃいます。」
 のような文例を使えますね。

(6)『新郎・新婦への激励・忠告』は
 「まことにお似合いで、かつ、また若々しいカップルでございますが、
  なにぶん人生経験の浅い二人でございます。
  どうぞ、ご列席の皆様におかれましては、それぞれの立場から、
  ご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます」
 のような文例を使うといいですね。

 このような文例をつなぎ合わせると、
 立派な結婚披露宴での媒酌人挨拶が出来上がります。

媒酌人の披露宴挨拶の構成

仲人こと媒酌人の結婚披露宴挨拶について、
文例をあげながら説明していきましょう。

媒酌人の挨拶で必ず入れる事柄は、
(1)媒酌人自身の簡単な紹介。
(2)結婚式が無事にすんだことの報告。
(3)新郎・新婦の略歴、性格、趣味など。
(4)結婚にいたった簡単な経過。
(5)出席者へのお礼とねぎらいの言葉、また、二人の将来に対するお願い。
(6)新郎・新婦への激励・忠告など、
になります。

この文の流れに沿って挨拶を組み立てていきましょう。

(1)『媒酌人自身の簡単な紹介』は省略されることも多いですね。
   主題ではないので、短くまとめましょう。

(2)『結婚式が無事にすんだことの報告』は、
   結婚挨拶文例集のなかから選ぶとすぐに使えますね。
   「神前におきまして、行く末を幾久しくと誓われました。」
   「めでたく夫婦の契りを結ばれました。」
   などがよく使われる挨拶です。

(3) 『新郎・新婦の略歴、性格、趣味など。結婚にいたった簡単な経過』
   については、あらかじめ新郎・新婦から聞いておく必要があります。
   直前では文もまとまらないし、新郎・新婦も忙しいでしょうから、
   仲人さん宅へ挨拶に来られたときなどに、忘れず聞いておきましょう。

   最近は「こんなふうに紹介してください」と挨拶文の内容も
   書いてきてくれる新郎・新婦もいるんですよ。
   仲人さんとしては、手間が省けてありがたいですね。

   新郎・新婦の詳しい略歴や性格については、
   友人代表の挨拶でまた紹介されることが多いので、
   あまり長くならないようにしましょうね。

長くなりましたね。続きはまた今度。